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館長も兼任する米一氏のコレクションは、二十世紀前半にパリで制作活動をしていたエコール・ド・パリの画家たちの作品が中心となっている。
モディリアー二、シャガール、ヴラマンク、フジタ・デュフィなど一連の作品の中で米一氏の好きな画家はデュフィ。
「日本の南画に興味をもった彼の絵にはリズミカルな線描きがみられ、日本人のもっとも親しみやすいものの一つです」という。
喜びの画家といわれるデュフィは上流社会の「競馬、ヨットの風景、パーティと音楽会」を楽しく観察し、これが彼の作品の三大テーマとなった。
バッハ、モーツァルト、ドビッシーを敬愛した彼は、オーケストラの練習場に通いつめ、オルガンの足元にもぐりこんでは画用紙に向かってデッサンを重ねていたという。
一連のオーケストラシリーズはこうして生まれたのだろう。
デュフィと親しかったカザルスは「デュフィの絵を見れば演奏されている音楽がどんなものかすぐわかる」といっている。